【上海=勝俣智子】フィギュアスケートの世界選手権は29日、中国・上海で上位選手らによるエキシビションが行われ、男子2位の羽生結弦(ANA)、女子2位の宮原知子(大阪・関大高)らが華麗な演技を披露した。
演技前に取材に応じた羽生は、日本勢初となる連覇を逃したが「失敗しないと気付けないこともある」と前向きにとらえた。「追う立場なので、来季が楽しみ」と語り、演技後半に4回転ジャンプを組み込むなど、けがの影響などで今季は見送った高難度のプログラムに挑戦する考えを示した。
初出場で銀メダルに輝いた宮原は「3年後の平昌ピョンチャン五輪に向けていいスタートが切れた。このまま頑張る」と決意を新たにした。